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よくあるご質問(Q&A)
ペイント工房 店長の、田内です。 当ページでは、実際のお客様からの、集成材や塗料などについての、よくあるご質問を答えていきます。 その他にも、ご不明な点などがございましたら、お問い合わせフォーム、またはメールからどしどしお送り下さい! ちなみに、このご質問は私のブログにも掲載しておりますので、宜しければご覧下さい。 |
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Q.
ホームセンターでおなじみの『集成材』、パイン集成材やタモ集成材などいろいろな種類がありますが、『集成材』とはどのような木材なのでしょうか?
A.
『集成材』とは、板・角材を貼り合わせて一枚にした木材です。
無垢集成材は無垢一枚板に比べ、強度が弱いようなイメージがありますが、実は構造的に理論上1.5倍(実際はもっと)の強度があります。
もし完璧な木材があれば、それは無垢集成材より強度がありますが、実際は木と言うのは表に見えなくても、中には節等があり、力が加わるとその節に集中して折れてしまいます。
それに対して無垢集成材は節が一杯あっても力を分散するため、結果として無垢一枚板よりも強度があります。
また、『集成材』の貼り合わせには、『横はぎ』、両手の指を組み合わせたような『フィンガージョイント』やモザイク状に貼りあわされた『バットジョイント』があります。
Q.
集成材のページに書いてある厚さの違いによる、横はぎ材とバットジョイントの違いを教えて下さい。
(見た目や強度など、特に見た目の違い)
A.
無垢材・集成材の中にも種類があり、大きく分けて次の3種類が有ります。
@無垢一枚板
木本来の美しさが有ります。
材質は、均一でなく加工は難しく手が入ります。
サイズは、均一には取れません。
強度は集成材に比べ劣ります。
価格は、高価です。
A無垢横剥ぎ(よこはぎ)集成材
同じ長さの無垢材を張り合わせています。
見た目は一枚板に似て高級感が有ります。
材質も均一で加工がしやすく予め表面がペーパーがけがされております。
サイズは既製品最大の厚み25mm×910mm×2,420mmが有ります。
サイズオーダーも可能です。
強度は無垢一枚板に比べ有ります。
価格は中くらいです。
テーブル天板として、ペイント工房イチオシ!!
B無垢集成材 表バットジョイント、フィンガージョイント
短い無垢材をサロンパスの様に縦横張り合わせています。
見た目はサロンパスを貼った感じで、無垢横剥ぎ集成材に比べ美観は劣ります。
表バットジョイント - 木片を縦横直線で張り合わせています。
フィンガージョイント - 木片を縦は、指のようにギザギザ、横は直線に張り合わせてます。
材質は均一で加工がしやすく予め表面が、ペーパーがけがされております。
サイズは既製品最大厚み40mm最大600mm×4,200mmの長さが有ります。
サイズオーダーも可能です。
強度は、無垢一枚板<横剥ぎ集成材<バットジョイント となります。
価格は安価です。
写真は、バットジョイント
Q.
集成材を天板に使いたいのですが、お薦めは?
A.
厚み25mmパイン集成材、厚み24mm横はぎタモ集成材がお薦めです。
厚み30mm、長さ1,800mm以上でしたら、タモ集成材バットジョイントがお薦めです。
パイン集成材は、節が有り自然の雰囲気が出ます。
タモ集成材は、重厚で木目がきれいで高級感が有ります。
反りとキズ、汚れを防止する意味で、両面に塗装して下さい。
Q.
タモ集成材を注文させていただきました。
商品が到着しましたが、とても反っていて、使える状態にございません。
テーブル天板として使いますので、これでは素材として使えません。
A.
凹面を、湿らせた雑巾で拭いて頂くと戻ると思います。
戻った後、早めに塗装して頂き、組み立てて下さい。
無垢一枚板に、比べ無垢集成材は反りにくいと言われていますが、こういう場合も有るようです。
その後、お客様よりご連絡が有りました。
「有難う御座いました。おかげで直りました。」
無垢材は、生きていますね。
Q.
集成材カットの精度を、教えて下さい。
A.
+−1mmです。
但し自然素材ですから、多少反りや収縮があります。
ペーパーで研磨調整して下さい。
※カット寸法は鋸(のこ)目分の5mmを計算に入れて記入して下さい。
鋸目とはカットする刃物の厚みによって木屑と消える部分を指します。
カットオーダー注意事項をご覧ください。
Q.
塗装についてですが、ウレタン塗装とオイル塗装の違いがよくわかりません。教えていただけないでしょうか?
A.
ウレタン塗装とは、木部の表面を硬い塗面を作るウレタン樹脂で覆ってしまう塗装です。
塗面の強度としてはとても強い特性を持っており、水や汚れにも強い塗料です。
完全に硬化した塗面は水やアルコール、洗剤等で拭いても落ちない強い強度を持ちます。
また、樹脂が硬化する作用によって、木部の補強の役割も果たします。
オイル塗装とは、無垢材の高級家具の仕上げに使用され植物油を主成分とした塗料を極力材質中に浸透させ、一般の塗装と違い表面に塗膜を作らないので、木の命である木目の美しさやしっとりとした質感がそのまま表現されます。
つるつる感が、お好きならウレタン塗装、ナチュラルな木の質感がお好きならオイル塗装がお薦めです。
Q.
北欧パイン集成材に、植物オイル塗った場合の経年変化について教えて下さい。
A.
北欧パイン集成材は、塗った当初は集成材の色が濡れ色になり、経年変化で、飴色に変わっていきます。
写真は、塗装後、3年経過した北欧パイン集成材です。
A. 木製家具は、湿度に敏感なので風通しがよい場所に設置しましょう。
直射日光やエアコンの温風・冷風が直接当たる場所、また台所などで湯気などにさらされる場所は、ゆがみや反り、ひび割れが起きやすいので避けてください。
マンションなどコンクリートの建物では、壁から少し離しておくと湿気の影響を受けにくくなります。
コンクリートの建物は、意外と湿気が溜まりやすいので要注意です。
晴れた日に家具の内部も開放して換気させると長持ちにつながりますので、オススメです。
Q.
我が家のダイニングのテーブルのパインがいい感じの茶色に染まってきたのですが、天板以外を白く塗装したいなと思いまして・・・いろいろ塗料をみていてこちらにたどりついたというわけです。
天板は今のパインのままで足や天板下を白く、フレンチカントリー調に塗るにはお勧めの塗料はどのタイプになりますでしょうか?
A.
ターナーミルクペイントがお薦めです。
■ターナーミルクペイントの特徴
1. 森永乳業のミルク原料を使用した天然由来ペイント
2. アメリカントラッドの色調を忠実に再現
3. 各メディウムも全て水性で安心
4.クリーミーな質感で、伸びがよく塗りやすい
■ミルクペイントの塗装のポイント
1. ハケに塗料を含ませ、塗料が垂れないように注意しながら、少し重ねながら均一に手早く塗っていきます。
2. 完全に乾いた後、表面がざらついている場合はサンドペーパーで軽く磨くときれいに仕上がります。
Q.
すでに濃い色で塗装(黒に近い茶色)されている屋内階段(木材)の上にきれいなグリーンやブルーを着色したいと考えています。
プラネットカラーで着色可能でしょうか?
A.
プラネットカラーは、浸透性塗料なので現在塗装してある色を、剥がして無塗装状態にしてしてからでないと染みこみません。
剥がす作業は、ペーパーやかんなをかけるか、剥離材を塗って剥がす方法が有りますが、いずれも大変な作業です。
すでに塗装されている色が、薄い色で濃い色を上から塗る場合は、軽くペーパーをかけ塗膜タイプの水性塗料を塗るやり方が有ります。
この方法でも、濃い色から薄い色にする事は難しいと思います。
Q.
自然塗料プラネットカラーでテーブルの塗り替えできますか?
A.
一般的に販売されている無垢材テーブル(表面がつるつる)であれば、ウレタン塗装やアミノ塗装が施されている為、浸透性の塗料であるプラネットカラーウッドコートでははじいてしまいます。
剥がして木地を研磨して塗装すれば可能ですが、大変な労力が要ります。
このケースでは、軽くペーパーをあてスプレーガンでウレタンエナメルを塗装して塗りつぶすか(木目は見えない)、刷毛で水性エナメル塗料をのちのち剥げてくるのを覚悟で塗装するかです。
できは、多分アメリカ中古家具感覚になると思います。
アミノ塗装であれば、密着が悪くこの塗装すら難しいようです。
Q.
自然塗料は、何を使って塗ったらいいですか?
A.
自分自身で自然塗料を、塗るのに刷毛、家庭用スポンジ等いろいろ試してみましたが、コテバケが広い面積を塗るのに最適です。
刷毛ムラができずらく誰にでも簡単に塗装できます。
またスポンジ部分は交換可能でプラスチックの柄は何度も使用可能です。
自然塗料が、効率よく木部に刷り込まれ、塗料の使用量は、かなり減りました。
一度使ったら,離せないぐらい優れものです。
おにぎり型がお勧めですが、床には平型がいいと思います。
Q.
開封後の塗料はどの位の間、保存することができますか?
A.
開封後ふたをしっかり閉じて密閉状態にしていただき、2年以内はお使いください。
Q.
木の種類によって塗布面積が違うのでしょうか?
A.
木の表面の仕上げによっても、また材質によって吸い込みが異なりますので、塗布面積が大きく変わることがあります。
Q.
内部塗装の拭き取りは、どのタイミングで拭き取ればいいですか?
A.
あまり時間をおかず、追いかけるような形で拭き取って下さい。時間をおくと塗料の粘度が高くなり、拭き取りがしにくくなる上、ムラの原因にもなります。
Q.
プラネットカラーを塗装して数日経過しましたが、ベタベタして乾きません。
A.
拭き取り不足が原因と考えられます。塗装後12時間程度であれば、もう一度ウエスでしっかりと拭き取って下さい。12時間以上経過している場合は、オレンジオイルかバルサムテレピンオイルをウエスに浸して余分な塗料を溶かした後、から拭きして下さい。
Q.
なぜ内部の拭き取りが必要なのですか?
A.
室内は屋外に比べて常に通気されている状態ではないので、拭き取らないと乾燥に時間がかかってしまいます。また、いつまでもベタベタした感じが残るので、必ず内部は拭き取りをお願いいたします。
Q.
外部を塗装する場合にも拭き取りが必要ですか?
A.
内部は必ず拭き取り、外部は塗りっぱなしが基本です。ただし、外部で仕上がり感を調整するために拭き取りを行っていただいても結構ですが、その分耐候性が弱まりますのでご了承下さい。
Q.
塗料が手に付いた場合、どうしたらいいですか?
A.
温かいお湯で中性洗剤を使って落として下さい。
Q.
塗料が衣服に付いた場合、どうしたらいいですか?
A.
申し訳ございませんが、完全に取り除くことは難しいと思います。早い段階であれば、オレンジオイルを含ませた布でたたくようにすれば若干のシミは取り除くことができます。
Q.
木の種類によって塗布面積が違うのでしょうか?
A.
木の表面の仕上げによっても、また材質によって吸い込みが異なりますので、塗布面積が大きく変わることがあります。
Q.
刷毛の塗りムラを上手く消せません。どうすれば良いですか?
A.
一度にたくさんの塗料を塗ると刷毛ムラが起こります。少量を木目に沿って伸ばしながら薬塗り、ある一定の面積に塗布し終わったら、木目方向に"通し刷毛"を入れて刷毛目を整えます。
自信がなければふき取りをしていただいても構いませんが、自然発火事故にご注意下さい。使用したウエスはすぐに燃やすか、水につけてから燃えるゴミに捨てて下さい。
Q.
檜(節あり)の床に濃い目の色を着色したいのですが、色むらは出ますか?
A.
節の周辺の逆目は他の部分より濃くなり、木肌が緻密でなおかつ樹脂分の多いところは色が薄くしか付かないといったような、吸い込みの差による色むらが予見されます。
Q.
塗料のラベルに「自然発火の恐れあり!」と書かれていますが、自然発火とは何ですか?
A.
自然塗料や油絵具の主成分である亜麻仁油やサラダ油としても使われる紅花油などの植物油(乾性油)は、空気中の酸素を取り込みながらゆっくりと乾燥・硬化していきます。この際にごく微量の熱を放出しますが、塗装のふき取りに使用したウエスなどを丸めたり重ねたりして放置すると、この熱が逃げ場を失い、少しずつ内にこもって自然発火を引き起こすことがあります。塗装に使用したウエスやスポンジなどはすぐに焼却するか、たっぷりの水に浸して処分して下さい。
Q.
塗装した木部なども自然発火を起こしますか?
A.
自然発火はあくまでも放熱が妨げられるような状況のもとで起こります。塗装した木部はまんべんなく空気に触れることができ、ごく微量の熱を逃がすので自然発火することはありません。
Q.
ナチュラルな感じに仕上げたいので、外部にクリアを塗装したいのですが?
A.
クリアには紫外線をカットする顔料が含まれていないので、特に風雨にさらされる場所や南面などは木部の劣化が早くなります。従って弊社では外部でのクリア塗装を推奨しておりません。ただし、軒天やポーチ柱、軒が長くせりだしている箇所の外壁などではクリア仕上げでも問題がないと思われます。ただし、頻繁なメンテナンスが必要になりますのでご了承下さい。ナチュラルな仕上げをご希望される場合は、杉の赤身ならばウッドコートのライトシーダー色、ヒノキの白身ならばバニラ色といった、木の材質に最も近い色を塗装される事をお勧めいたします。また、外部にウッドコートを塗装された上からクリアでコーティングする場合にはグロスクリアオイルをお使い下さい。
Q.
J COLOURを壁全体に塗ると色見本と同じになりますか?
A.
一般に広い面積になると小さい見本よりも濃い目、あるいはきつい印象になると言われています。
Q.
無臭柿渋は、布に塗るとゴワゴワになってしまうものですか?
A.
柿渋は色のついた樹脂という種類のものなので、ゴワつきがでます。
Q.
無臭柿渋を3回、5回と塗ってもあまり濃くならないのですが…
A.
柿渋は塗った後に太陽光線に当たることで色が濃くなります。冬で日差しが弱い場合は、塗りかさねを多くする必要があります。
Q.
無臭柿渋がゲル化してしまいました。戻りますか?
A.
残念ながら、完全にゲル化したものは元に戻りません。まだ初期段階の場合(クリーム〜ジャム状態)は煮沸することで元に戻ります。
※柿渋成分は縮合型ポリフェノールなので、低温や長期保管でゲル化する性質を本質的に持っています。
Q.
他社メーカーの塗料や溶剤と混合することはできますか?
A.
成分などが異なるため、他社メーカーの塗料や溶剤と混合することは避けて下さい。